2009年11月22日

なんと言ったらいいのか。

昨日、お仕事で矢野絢子さんとご一緒させて頂いて
矢野さんの音楽にとっても感動してしまって
舞台を降りた矢野さんに
「とってもよかったです、今度ライブ行きます」
とかなんとかそのようなことを言った。

「とってもよかったです、今度ライブ行きます」
言いながら、すっげえ陳腐な言葉だなあと自分で思っていた。

まつしまさんの書くこととか言うこととかややこしいんだよ
と、思われてるんじゃないかと、ぼくは思っている。
言い回しとか、言葉遣いとか、考え方とか、いろいろ含めて
でもしょうがないじゃんそれが俺なんだから、とも思うけれども
本当は思っていることをしっかり伝えたい。
読んで一目で「わ、ややこしい」と思われて敬遠されるのは本意ではないんだ。

普段は自分に合わせて、ややこしいことをややこしいままに書く
けど、本当に気持ちを伝えたい時はできるだけ簡単な言葉を選ぼうとする。
すると、どんな言葉を選んでも、ぼくの気持ちとは離れていてしっくり来ない。
だいたいさ、「気持ち」と「言葉」は全然別のものなんだから
何かの「気持ち」に当てはまる「言葉」を必死で選んでるだけなんだから
そんなのどこまで行ったってしっくりくるわけがないんだ。
言葉で気持ちを伝えること自体がややこしいことなんだよ。

そして「伝えたいメッセージ」だけがぼくの思ってることではなくて
よく思われようと人の顔色をうかがってみたり
相手に気を遣ってみたり
ムキになって感情的になってみたり
ふと笑わせてみたくなったり
いくつものベクトルがぼくの中を渦巻いてるんだ。
そもそもぼくはややこしい。

ぼくは本当は矢野さんに
「ぼくはあなたが大好きになりました」
と、言いたかったのかも知れない。
でも初対面だし、
ぼくは矢野さんの歌を聞いたけれども矢野さんはぼくのことなんか知らず
何よりぼくは仕事の最中で、ぼくはただのステージスタッフに過ぎず
だからそんなストレートな言葉は確実に誤解を生むだろう
そんな状況で「大好きになりました」というのはナシだろう。
それでぼくには陳腐な言葉しか見つからなかったのだろうと思う。

ごくごくよくある話だ。
ぼくはしばしば、なんと言ったらいいのかわからなくなる。

そして今日みたいに素直に書いたものは
しばらく経って読み返すと恥ずかしいものになっている。
そして、素直であればいいってもんじゃねえなとも思っている。
posted by m.hiro at 09:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 座長日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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