2010年06月28日

いよいよ今週末。

どうも。
ご無沙汰してます。
いよいよですね。
シアターホリック第13回公演「もう、なにもうかばない。」

現在、すでに劇場入りしておりまして、
淡々と作業が進んでおります。
今夜は終了予定時刻未定ということで。
まるでオールナイトフジのようだよ。

いろいろありましたが、
なんやかやで稽古は進んでおりますよ。
結構いい芝居になりそうですよ。

今度の土日は蛸蔵へ。
よろしくお願いします。
写真はまだなーんもできてない劇場の写真です。

これからだぞ!

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posted by m.hiro at 18:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 座長日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月27日

パルコ劇場で「裏切りの街」を見てきました。

先日東京で、舞台「裏切りの街」を見てきました。
センセーショナルな演出で話題の劇団「ポツドール」の
三浦大輔さんの演出する作品でした。

ぼくはこれまで三浦さんの作品を見たことがなくて
ただ遠い噂でしか聞いたことがなく、
「すげーな」と
「東京は怖かところばい」と
単純にそういう印象を受けておりました。
何が怖いか、センセーショナルかと言えば
「ポツドール」の作品では
直接的な性表現、暴力表現があるということらしいのです。

東京にいる時分から、表現の過剰な劇団を避けて来ましたが
俺もおとなになったことだし、ここらで一つ、
こういうのも見てみるかと思い立ち、
パルコ劇場に「裏切りの街」を見に行くということに相成ったわけです。

さて、ここからは完全ネタバレでぼくの感想を述べさせていただきます。
これから見ようという方、
また、内容を知りたくないという方はこれ以上は読み進めないでくださいね。




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それでは。

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物語は、20代のニートの青年と40代主婦の不倫を軸に展開していきます。
ニート青年は彼と似た年齢のOLに養ってもらってます。
なんかパッとしない毎日に嫌気が差して出会い系に電話する。

主婦の夫は優しいけどキモくて、性的にもどん欲で
なんかやだなーっていうんでその主婦も出会い系に電話をしたのでした。

そして二人は知り合います。

1回目のデートは何もせず
2回目のデートでキスをして
3回目でホテルに行く。
ここで第一部終了。

まあ、あらすじはざっくりこんなもんにして。


始まって早速、ありましたよ直接的な性表現というやつが。
普段のポツドールではどんな演出でやってるのかわかりません。
ぼくは今回の舞台におけるセックスしか見てませんから。
なんちゅうか、その、ぼくにはこの作品における「セックス」の意味づけが
よくわかんなかったです。
この芝居に必要か?とも思いました。

「裏切りの街」は、正直に言ってすごい作品だと思うのですが
それは決してあからさまなセックス表現があるからではなくて
とても細かい演出的なテクニックというか、
丁寧な表現で登場人物の心の動きを表現していたからで
たとえばそれは二人が電話してデートの約束を取り付ける
それであわてて服を着替える二人
その描写がとても細かくて丁寧で
二人の心の動きが手に取るようにわかりました。
男は洗濯物の中からTシャツを取りだし、着る前に臭って確かめる。
主婦は鏡を見ながら急いでメイクを直し、慌ててジャケットを着込む。
そして三浦さんが非凡なのは、一度部屋を飛び出したあと
急ぎ足で駅へと急ぐ二人の姿もきちんと舞台に乗せているということ。
普通の演出家ならカットしてしまうシーンも舞台の上にのせることで
芝居自体のリアリティが増していたように感じました。
お見事としか言いようがありません。

さて。
普通の演出家ならカットしてしまうシーンも舞台に乗せている
それが三浦さんの手法だとして
だからこそセックスを舞台に乗せるのだという論理も確かに成立する。
でも、ぼくはそこは決して同じではないと思います。
駅へ急ぐシーンとセックスしているシーン、
これ、同じ?
やる側も見る側も感覚に随分な違いがあると思うんだけど。


……いや、ちがうなあ。
ぼくがなんでこの作品におけるセックスがイヤだったかって
それは違うところに理由がある。
この作品におけるセックスがとても下品で醜いものだったから
ぼくは作品自体にも嫌悪を感じてしまったのです。
腰の動きが単調なんだ。
性行為がすごく機械的に描かれてるんだ。
そこに心の機微がないんだ。
そこに心なんてないってことの表現なんだ。
ぼくにはとても違和感があった。

やってから好きになることだってあると思うんだよな。
また、普段は不細工な女の子でも、
やってるウチにかわいく見えてくることだってあると思うんだよな。
セックスって、とても心が必要な行為だと思うんだよな。
いや、それも人それぞれだろうけどさ。
心なんかいらねーっていうケモノ派の方もいらっしゃるでしょうけど。
でもね、世の中にケモノがいるとしたら
ケモノと同数ぐらいはぼくと同じ考えの人がいたって
いいとおもうんだけど。
作品中にケモノしか登場しないというのはちょっと違うんじゃねえかと。
そう思ったわけです。

単純に居心地がいいとか
セックスしたいとか
その程度のモチベーションでそんなに逢瀬を重ねるかねえ
あんな困難を乗り越えることができるかねえ
中盤戦からいくつもいくつも疑問が浮かんできてしまいました。

第一部がぼくには純愛物語にみえて
「これはおそろしい程の天才の仕事かも知れん」と
どっぷり演劇世界にのめり込んでいただけに
後半第二部における、物語の没個性化に、ぼくは落胆してしまったのでした。

セックスという行為はつまらないものだと思います。
それは、セックスには個性がないからです。
やることは一つしかありません。
誰がやっても同じ事です。
個性がない。
あれやこれや理屈をつけても結局セックスしちゃえば
なんちゅうか、全てから個性が奪われてしまう。

この作品は丁寧にテーブルに並べた素材を
最後は暴力的にひっくり返してしまうような内容で
観終わった後にとても嫌な気持ちになりました。
それは、作品中に自分を見つけたからではなく、
作品中にはぼくがいなかったからです。
この作品にいるのは、誰だっていい誰かであって、
どこかにいるかけがえのない誰かではない。
個性がないっていうのはそういうことで
あの作品にいるのは、ぼくでもいいんだろうけど
ぼくじゃなくたっていいんです。
だったら、ぼくはあんなところにいたくない。
だから作品中にぼくはいない。

そもそも、そんなにセックスしたいか?
そんなに性欲って感情と切り離されてるものなのか?
セックスって否定しなきゃいけないものなのか?
主婦があのニートを好きになっちゃダメなのか?
セックスってそんな単調な作業なのか?
そんなことを考えてしまいました。

登場する人物は全員が誰とも関わり合っていません。
個人が現実の中に点在するだけで、個々が繋がらない。
みんなバラバラ。ただ一人ぼっちで苦悩するのみ。
この作品ではみんながみんな、誰かと強く結びつく発想を持たないんです。
その選択肢がないんです。
関係はとてもライトで刹那的。
あたかもこの世界にはそれ以上のつながりは存在しないようでもあります。
それはある意味、ファンタジーを見ているような感覚でした。
現実的じゃない世界。
誰もつながらない世界。

松尾スズキが何故妻に不満があるのかがわからない。
さとみちゃんはなぜユウイチを捨てないかがわからない。
松尾スズキが愛情における不感症だとしたら、
「なんだよ、お前もかよ!」って思うし
(だって作品中そんな人しか出てこないんだもん)
さとみちゃんがユウイチでもシンジでもどっちだっていいって思ってるなら
「お前もかよ!」って思う。

だーれも傷つかない。
ただ見てるこっちがショックを受ける。
そんな作品でございました。
ぼく以外でご覧になった方は一体どのような感想を抱いたのか
とても気になる作品でもあります。
そして(こんな言い方であれですが)前半は抜群に面白かった
この人は天才だ!と思ったのも事実です。
三浦さんはすごい演出家だと思います。
是非、性表現や暴力のない作品を見たいと思います。
posted by m.hiro at 15:45| Comment(4) | TrackBack(0) | 劇評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月19日

帰ってきました。

大東京で芝居を見てきました。
PARCO劇場プロデュース「裏切りの街」。

いろいろ考えました。
んで、今日もいろいろ考えてます。

近いうちに劇評を書きます。
つうか、自分とこの脚本を書かないとな。
posted by m.hiro at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 座長日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月09日

舞台写真をアップしました。

ああああ手がかじかんで思ったようにタイピングできない。
ご無沙汰してます松島です。

今日、友人のたつぼんから舞台写真をいただきました。
すぐにアップしましたのでご報告。

前回の舞台、「みれん」の舞台写真です。
見て頂けなかった方には雰囲気だけでもお届けです。

theater-holic vol.12「みれん」の舞台写真


ご覧になってみてください。


posted by m.hiro at 18:07| Comment(1) | TrackBack(0) | 座長日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月04日

公演無事に終了しました。

どうも。松島です。
ご無沙汰をしております。
劇団シアターホリック第12回公演「みれん」
無事に終了いたしました。
ありがとうございました!

今回の作品は、短編ではありますが一冊きちんとある小説を
舞台化した、ぼくとしての初めての試みでした。
前回の「プールのある家」みたいなオムニバスをまとめるのではなく
またモチーフにする、というのでもなく、
一つの作品ととことん向かい合ってお芝居を作ってみました。
なんとかお芝居にすることができたと思ってます。
そして演出的にも新しいことがいくつか出来たと
(作り手の問題なのでお客様にはよくわからないかもしれませんが)
自負しております。
お芝居全体としても
ぼくは少しずつ自分の芝居が出来るようになってきていると感じていて
(そこへぼくたちの役者力が追いついてないのは否めませんが)
全体的な出来としてはなかなか満足する内容となりました。

この数回は数を重ねるごとにいい感想をいただけることが増えてきて
(本当にありがたいことです!)
シアホリメンバーとしても気が引き締まる想いがしています。
これからもよろしくお願いします。

さて。
今回は初日と二日目が雨。
そして最終日になんと津波がやってくるという
天気、天気、天変地異と3段落ちで悩まされるという
とてつもない状況に追い詰められてしまいました。
3日目のお昼公演は、ぼくの演劇人生における
初めての「公演中止」を決断いたしました。
お帰りいただいた皆様方
本当に申し訳ありませんでした。
そして公演の中止にご理解いただきありがとうございました。
是非、また足を運んでください。
ぼくたちにまた会いに来てください。
よろしくお願いします。

僕たちのためにわざわざ足を運んで頂いた方に向かって
「ごめんなさい、中止なんです」だなんて
とてもじゃないが普通に言える言葉ではなかった。
身を切るような想いがありました。

実際、公演中止ということがどういうことなのか
決断した後からもたくさんのことがわかりました。
ぼくとしても「上演回数がひとつ減る」というのは
ダメージが大きかった
それは思っていた以上のことでした。
大事な大事な舞台を一つ失うということ
その意味というのが深く僕の心に爪痕を残して
お芝居が跳ねて打ち上げの席、また帰ってきてからも
ボディブローのようにじわじわと僕の何かを締め付けました。

本当に今回の舞台はいろんなことを学んだ。
お客さまのありがたみも改めて知ることが出来ました。
なんと言っていいのかわかりませんが
いつもシアターホリックを応援して頂いてありがとうございます
これからも頑張りますんで、是非よろしくお願いしますと
本当に月並みですがその言葉につきるなあと
深く深く考えた次第であります。

これからもシアホリをよろしくお願いします。
次の企画もすでに考え中です。
また劇場へ足をお運びください。
posted by m.hiro at 21:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 座長日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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